森和俊氏がノーベル賞か!?経歴、プロフィール、研究内容とは!?

サムネイルアメリカの学術情報サービス会社であるトムソン・ロイターが24日、10月上旬に発表されるノーベル賞の自然科学3賞と経済学賞における新たな有力候補18人を発表しました。

その中に日本人の森和俊氏の名前が!?

その経歴や研究内容について調べてみました。

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森和俊氏の経歴やプロフィール

 

名前:森 和俊(もり かずとし)
生年月日:1958年7月7日(57歳)
出身:岡山県倉敷市
出身中学:味野中学校(元関脇 鷲羽山(現出羽海親方)や元WBC世界チャンピオン辰吉と同じ)
出身大学:京都大学薬学部製薬化学科卒業
趣味:剣道、ガーデニング
学位:薬学博士(京都大学)
現職:京都大学大学院理学研究科教授

研究を志した動機や研究者になるまでの変遷とは!?

小学生時代に偶然読んだ戦争マンガの影響を受け、研究者を目指した森少年は、中学時代に入ると、素粒子のグループの一つであるクオークについての記事を新聞で読んだことに影響を受けて素粒子物理学に興味をもったそうです。

そして、1949年に日本人として初めてノーベル賞を受賞した京大出身の湯川秀樹博士や1965年に同じくノーベル賞を受賞した京大出身の朝永振一郎博士に憧れて、同じ京大理学部を目指すことを決意したそうです。

しかし学力的な問題から理学部の受験を断念し、その頃オイルショックの影響であまり人気のなかった京大の工学部合成化学科へ入学しました。

そして、入学後の1年生の時、新聞で利根川進博士がノーベル賞を受賞したことを知ったのですが、同時に遺伝情報が大腸菌からヒトのような高等の生物まで共通していることを明らかにした分子生物学という分野に衝撃を受けたそうです。

そしてそれにより、高校時代まで大嫌いだった生物学の分野へ進むことを決意し、運命も味方し、無事工学部から薬学部へ転入したそうです。

そしてその後は、目標通りに博士課程に進学し、研究者の道へと進んでいったそうです。

ノーベル賞最有力な理由とは!?

今回ノーベル賞の候補になった理由は、過去にガードナー国際賞とアルバート・ラスカー基礎医学研究賞を受賞しているためだと思われます。

ガードナー国際賞は医学にたいして顕著な発見や貢献を行った者に与えられる学術賞で、アルバート・ラスカー基礎医学研究賞は障害や死の原因を取り除くための技術・情報・概念をもたらす基礎的な発見をした者に与えられる学術賞です。

特にラスカー賞はノーベル生理学・医学賞の受賞者がそれに先行して受賞している場合が多く、その割合は約50%に達しています。

そして実際、2009年には山中伸弥氏もこの賞を先行して受賞していますが、その後2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞しています。

したがって、そろそろノーベル賞を受賞してもおかしくないのです。

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気になる研究内容とは!?

生物ではゲノムのもつ遺伝情報に基づいてタンパク質の種類が決まっているのですが、タンパク質が正しく働くためにはその立体構造も正しいものになっていないといけません。

タンパク質はアミノ酸という部品により構成されていますが、部品が正しく組み立てられていないと出来上がったタンパク質が正しく働いてくれないということです。

そこで、森先生の研究室では、タンパク質の立体構造を正しいものにしてくれる役目を果たしている細胞内にある小胞体という場所について、特にタンパク質の立体構造がおかしくなってしまったときに、細胞が小胞体と連携してどのようにその異常に対応しているのかについて研究してきました。

これまでの成果について簡単にまとめると以下のようになります。

タンパク質の材料となるアミノ酸を一つ一つつなげていって、アミノ酸が繋がったものを作った後に、それを3次元レベルで折りたたんでちゃんとした立体構造をもったタンパク質を作るのですが、その折りたたむときに重要な場所が細胞の中にある小胞体という場所なのです。

そして、その小胞体の中に立体構造に異常があるタンパク質が多くなってくると、細胞の中で3つのイベントが起きます。

1. アミノ酸のつながったものを作るまでの過程をストップさせることで、立体構造の形成に働く小胞体にかかる負荷を軽くする。

2. アミノ酸のつながったものを折りたたむときに働く物質の数を増やして折り畳み力を強化する。

3. 異常な構造になってしまったタンパク質の分解能力を高める。

これらにより、異常な構造になってしまったタンパク質を速やかに分解するとともに、正しい立体構造をもったタンパク質を作る力を高めることで小胞体という場所に生じた異常を解消できるようにしていることを明らかにしてきたのです。

タンパク質という身近な物質を作るときに、こんな細かい調節が起こっていたなんて驚きですね。

森先生の業績が認められて、ノーベル賞を受賞することを期待しております。

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